リモートポーラとは、SNMPcサーバの中継サーバのことです。リモートポーラにデバイスを割振ることで、SNMPcサーバにかかる負荷を軽減させるときに使用します。

エンタープライズ版の無償オプションであり、最大10台のリモートポーラを配置することが出来ます。

ただし、上記の設置可能台数はSNMPcの設定環境、監視対象デバイスの総数、イベントログの発生量等の状況次第によって、10台まで設置できない場合もあります。

リモートポーラにSNMPcサーバの監視デバイスを割振れば、リモートポーラが、それらのポーリング動作を肩代わりします。それによって、SNMPcサーバの負荷を軽減します。


リモートポーラは、ポーリング動作を肩代わりします。

リモートポーラが実行した死活監視のポーリング結果は、SNMPcサーバへネットワークを通じて伝送されます。

リモートポーラが取得したトレンドレポートのレポートデータは、ポーラのトレンドレポートデータベース(history.dat/idx)にのみ保存されます。レポートを閲覧する際は、ポーラのファイルを参照することになります。

従ってリモートポーラの増設は、トレンドレポートデータベース(history.dat/idx)を4GB拡張することになります。


監視デバイス数宇を6,000オブジェクトを例に説明いたします。

弊社にてSNMPc1台につき監視可能なデバイス数を4,000オブジェクトとして推奨としておりますが、6,000オブジェクトでは、SNMPcサーバ1台だけでは負荷がかかりすぎます。

SNMPcサーバの配下にリモートポーラ(中継サーバ)1台を置き、それに3,000オブジェクトを割振るり肩代りさせることにより、SNMPcサーバの負荷が半減することが出来ます。

また、SNMPcサーバとリモートポーラの トレンドレポートデータベース(history.dat/idx)を合わせて最大8GBに拡張されたことになります。